山陽機器検定は、より信頼性の高い校正を行うため、常に設備の最新化と高い技術力の習得につとめています。
当工場では、石油製品、石油化学製品、食品、薬品などに使用されている液体用流量計の校正が可能です。
流量範囲は、毎時0.1キロリットルの小流量から、1,000キロリットルの大流量まで、広い範囲の校正に対応しています。
流量計を校正するためには、まず基準・標準となる設備が必要です。これを基準器・または標準器と言います。
当工場では、基準流量計、スモールボリュームプルーバーの2種類の基準器を設置しています。
また、JCSS制度に基づいた校正を行うために、特定二次標準器とワーキングスタンダードも保有しています。
これらの基準器や標準器と、お客様の流量計を比較するために、試験液の貯蔵タンクや循環ポンプなどの付帯設備も備えています。
また、温度や圧力などの影響を補正するために、コンピュータによる自動補正を行い、正確な校正結果を導きだしています。
標準器・基準器等 | 容量(L) | 流量範囲(m3/h) | 台数 | 試験液種 |
基準燃料油メーター | 10〜40 | 1 | 石油類 | |
パイププルーバー | 415 | 2〜70 | 1 | |
パイププルーバー | 5,600 | 20〜1,000 | 1 | |
スモールボリュームプルーバー | 10 | 0.1〜20 | 1 | |
基準燃料油メーター | 0.1〜40 | 4 | 重油 | |
パイププルーバー | 5,600 | 20〜920 | 1 | |
基準水道メーター | 1〜80 | 3 | 水 |
校正結果については、お客様のご要望に応じて、検査成績書、JCSS校正証明書などにして提出します。
JCSS校正証明書には、「不確かさ」の値も明記されているので、ISO関係の証明書類や、お客様側の「不確かさ」の算出根拠としても使用することができます。
お客様のご要望により、流量計の整備・修理・運送等・その他も承っています。